当院の特徴についてご紹介したいと思います。
業界的には、私のように5つもの病院で勤めるのは珍しいことです。こうした転職を可能にした理由の一つが私の診断技術でした(これが評価され、学会長賞をいただいたこともありました)。
とりわけ超音波検査(エコー)や内視鏡検査のスキルはどの勤務先でも重宝されたのですが、これはつまり、どの病院でも必要性を感じているにもかかわらず、そして機械は置いてあっても、そのスキルを持つ獣医師が少ないということを表しています。
また、エコーでより詳しい病状を知ることができる先生は、知ることができない先生が想像もできない病気のしくみを理解していて、結果的に説明は明確になり、治療もうまくいきます。
当院は、たとえば腹膜透析やPRP療法などの特殊な治療や、椎間板ヘルニアや膝蓋骨内方脱臼・前十字靭帯断裂等の手術にも対応していますが、それらが必要になる子は少数です。
それに対して、「診断」の過程は皆が通る道です。地域の動物病院として、来院された動物とご家族皆にかかわる部分に力を入れていきたいと思います。
開院の時点でまず、「人のクリニックでもなかなか導入しないです」と業者さんに言われるような最先端の超音波検査装置を導入いたしました。気になる検査費用は以前の職場の価格帯から変えていません。
今後も、飼い主さんと動物の利益になるように、診断の過程を充実させていきたいと考えています。